モンミュゼ沼津が再開 副館長「美術に関心持って」

 指定管理者不在で昨年4月から休館していた沼津市の庄司美術館(モンミュゼ沼津)が6日、再開した。記念セレモニーが行われ、新たに指定管理者となった同市のNPO法人「レザミ・デ・ザール」理事長で同館副館長の松永純氏(59)が地元との連携や、次世代が美術へ関心を持ってもらうイベントを企画していく考えを明らかにした。

再開を記念したセレモニーで話す松永副館長=沼津市の庄司美術館
再開を記念したセレモニーで話す松永副館長=沼津市の庄司美術館

 今後は1階で企画展、2階で常設展を行い幅広く作品を発信する。2階では同日開幕した同市ゆかりの版画家山口源の版画約340点と版木約3500点のほか、旧制沼津中(現沼津東高)で教壇に立っていた色彩研究家前田千寸の書籍や原稿などの史料約千点が並ぶ。
 同美術館の作品数は休館前から増やし、内装は壁紙を貼り替えたり蔵書の配置を換えたりした。過去に同美術館で展示会を行った作家の作品を市内の学校に集めて紹介する「ぬまづスクールミュージアム」を行う予定。
 月曜休館。祝日の場合は火曜休館。

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