オペラ普及に尽力 内山賢二さんしのぶ 教え子らコンサート 焼津文化会館

 焼津中央高(焼津市)合唱部顧問を務め、同校でオペラ公演を始めた故内山賢二さんをしのぶコンサートが9日午後1時半から、焼津文化会館(焼津市三ケ名)で開かれる。内山さんの教え子らでつくる「志太オペラの会」を中心に在校生を含め約40人がオペラの演目で使われる曲を合唱したり、演奏したりする。

コンサートをPRする松永さん=焼津市内
コンサートをPRする松永さん=焼津市内

 主催は同校合唱部の前顧問松永好己さんが会長を務める「内山賢二先生を偲(しの)ぶ会」。2020年に他界した内山さんの功績をたたえるコンサートを企画。松永さんや、現合唱部顧問の白浜久世さんらが中心となり、1年ほど前から準備を進めてきた。
 内山さんは同校在任時に「音楽の素晴らしさ、仲間と作品を作り上げる喜びを学ばせたい」という思いから、1975年に合唱部オペラ公演を始めた。年1回行われ、昨年で48回目を数えた。同校離任後は卒業生を中心に「志太オペラの会」を結成し、地域の後進育成に尽力した。
 当日は同校合唱部や志太オペラの会、同校卒業生らが出演。「フィガロの結婚」や「カルメン」で使われる曲を中心に、歌ったり、演奏したりする。
 松永さんは「教え子たちが気持ちを一つにして、内山先生に喜んでもらえるステージにしたい」と語る。チケットは1000円で全席自由。当日券を受付で販売する。

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