「高根をモルックの聖地に」 全国250チーム熱戦 御殿場で世界最大規模の大会

 木の棒を投げてピンを倒し得点を競うスポーツ「モルック」の大会が8、9の両日、御殿場市山之尻の高根ふれあい広場で開かれた。日本モルック協会公認大会で、全国から約250のチーム(ペア)が出場。主催団体によると、世界最大規模という。

全国から約250チームが集ったモルック大会。地元チームも参戦した=御殿場市山之尻の高根ふれあい広場
全国から約250チームが集ったモルック大会。地元チームも参戦した=御殿場市山之尻の高根ふれあい広場

 昨年夏に発足した高根地区のチーム「ナカモル御殿場」から5ペアが参戦。同地区体育振興会役員はボランティアとして運営を支援した。3月と5月にも地区内で大会が予定され、同チームの田代公一代表(65)は「高根をモルックの聖地に」と意気込んでいる。
 モルックはフィンランド発祥。1~12の数字が書かれたピン「スキットル」を目がけ、3・5メートル離れた場所から棒「モルック」を投げる。1本だけ倒れれば書かれた数字が得点となり、2本以上倒れると倒れた本数が得点になる。交互に棒を投げ、先にぴったり50点になれば勝利。ピンは倒れた場所で立て直す。
 50点を超えると25点に減点されるため、50点ちょうどにする戦略が重要。選手たちは得点とピンの位置から50点にする手だてを考え、狙いを定めて棒を投げた。相手チームの戦略を打ち砕くためにピンの位置を動かすなどの駆け引きも見られ、熱戦が展開された。
 共催団体の代表者が御殿場出身で会場に選ばれた。市内の団体「西田中スパイクバックス」と、市職員や市スポーツ推進委員のチームも出場した。

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