3年ぶり大祭にぎわう 浜松市浜北区・庚申寺

 浜松市浜北区宮口の庚申(こうしん)寺で8日、初庚申大祭が行われた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。境内でのイベントもあり、地元住民らでにぎわった。

住民たちでにぎわう境内=浜松市浜北区の庚申寺
住民たちでにぎわう境内=浜松市浜北区の庚申寺

 参拝者は祈願を受けたり、サルの石像をなでたりして健康長寿を願った。軽食や雑貨の販売、アクセサリー作りの体験会、特設ステージでの楽器演奏といった催しには、子ども連れらが楽しむ姿が見られた。家族で参拝した麁玉中1年甲斐隆真さん(13)は「一年を健康に過ごし、取り組んでいる陸上競技でもいい記録を出せるよう祈った」と話した。
 初庚申大祭は、かつての暦の「庚申(かのえさる)の日」に人の中にすむという虫が出てきて天帝に悪事を告げるのを防ごうと眠らずに夜を明かすなどした民間信仰にちなんで行われている。

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