合同で中小企業入社式 異業種にも“同期の輪” 磐田市が参加募る

 磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、新年度から、地元中小企業の新入社員を招いた「IWATA合同入社式」を開催すると発表した。新入社員同士の仲間づくり、交流を後押しする。16日から3月15日まで市ホームページなどで参加企業を募る。

 新年度は、4月3日午後3時から、アミューズ豊田(同市上新屋)で行う。市内に事業所がある採用5人以下の企業・団体を対象に募り、30~50社の参加を見込む。企業の垣根を越えた交流の場を設けることで、新入社員の横のつながりを広げ、中小企業の異業種交流や雇用安定、市内の定住人口拡大にもつなげる。
 市経済観光課によると、本年度は採用実績のある中小企業70社のうち、5人以下の採用が約7割。2人以下は約5割を占めた。同課が昨年実施した入社式に関するアンケート調査で「辞令交付のみを行っている」「新入社員同士の交流ができていない」などの声があったことから、磐田商工会議所、磐田商工会と協力して企画した。
 草地市長は「社外にも“同期”の輪を広げ、磐田での暮らしを楽しんでもらいたい」と述べた。

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