プロ野球西武の栗山選手 闘病の子どもたち激励 浜医大病院を訪問
浜松市東区の浜松医科大付属病院(松山幸弘病院長)に12日、プロ野球「埼玉西武ライオンズ」の栗山巧選手が訪れ、入院中の子どもたちにおもちゃを寄贈したほか、キャッチボールなどをして交流を楽しんだ。
栗山選手は2014年から、公益財団法人「がんの子どもを守る会」の協力の下、小児がん患者や家族の支援に携わっている。コロナ禍前までは各地の病院を訪問するなどして闘病中の子どもたちにエールを送ってきた。今回、3年ぶりに病院訪問を実施。浜医大病院には、人生ゲームや人形など19点を寄贈した。同病院は栗山選手に感謝状を贈呈した。
同病院では、小児病棟に入院している10歳前後の子どもたちと記念撮影やキャッチボールで交流した。栗山選手は「子どもたちに1日でも早く元気になってほしい。自分にできることがある限り続けたい」と語った。プレーする姿を見せて「あの時の選手だ、と思ってもらえるように頑張る」とも強調した。
栗山選手とキャッチボールを楽しんだ伊藤心佑君(8)は「コントロールがよかった。いいボールだと言われてうれしかった」と、サイン入りの帽子をかぶって笑顔を見せた。