節分 邪気払う「おにやらぼう」奉製 静岡浅間神社・婦人会

 静岡市葵区の静岡浅間神社で12日、2月3日の節分祭で用いられる「おにやらぼう」の奉製作業が行われた。

「おにやらぼう」を慣れた手つきで束ねる婦人会員=静岡市葵区の静岡浅間神社
「おにやらぼう」を慣れた手つきで束ねる婦人会員=静岡市葵区の静岡浅間神社

 「おにやらぼう」は「鬼やらい(追払い)棒」がなまった名称で、春に花が咲くウメやネコヤナギの若枝に掛け紙を巻き、麻ひもで結んだ縁起物。家の戸や窓をたたいて、玄関先や鬼門の方角に飾ると邪気を払い、福を招くと伝えられている。
 同神社敬神婦人会の会員約10人が慣れた手つきで約千本を束ねた。安池照江会長(87)は「早く新型コロナ禍が収束することを願い制作した」と話した。完成品は14日から1本800円で販売する。
 

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