住みたいまち議論 焼津で市民集会、3年ぶり対面形式

 焼津市の市民、市議、市職員がまちづくりについて話し合う市民集会「大ワールドカフェ」が14日、同市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。コロナ禍の影響に伴い対面形式での実施は3年ぶり。「住みたいまちは自分たちでつくろう」をテーマに意見交換した。

テーマに沿って意見交換する参加者=焼津市三ケ名の焼津文化会館
テーマに沿って意見交換する参加者=焼津市三ケ名の焼津文化会館

 市民や高校生、短大生、市議、市職員の計約80人が参加。16グループに分かれて、「住みやすいまち」について「どういうところか」「何ができるか」の2点を話し合った。出された意見はテーブルの中央に置かれた模造紙に書き込んでいった。
 「住みやすいまち」として、ほとんどのグループが「若者と高齢者の交流促進」を挙げ、あいさつの促進や地元食材を食べながらの交流といった具体的な取り組みを意見した。提案としては、高齢者が高校の文化祭に参加することや自治会ごとの運動会開催といった交流促進策が出た。
 討議の前には、テーマに即した事例として港地域づくり推進会の佐野清志会長が高齢者のお出かけを支援する取り組みについて紹介。地域内での声かけの重要性を力説し「地域の困り事は地域で見つけることが大切」と強調した。

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