救急出動2469件、過去最多 湖西市消防 2022年概況

 湖西市消防本部は11日までに、2022年の管内の火災と救急、救助の概況をまとめた。救急出動件数は前年から301件増加し、過去最多の2469件だった。高齢化に加え、新型コロナウイルス関連の出動が増えたことが要因という。
 救急出動は1日平均6・7件。急病が1610件(前年比238件増)と大幅に増えた。交通事故は127件(同9件減)、労働災害は35件(同13件増)。新型コロナの患者や疑いのある人に対する出動は159件(同62件増)。熱中症患者に対する出動も32件で増加した。
 搬送者のうち65歳以上の割合は65%で増加傾向。病院側の積極的な受け入れや連携強化により、市立湖西病院への搬送は約5割で近年維持され、市外の病院と比べ搬送時間の短縮につながっている。
 救助出動は35件(同4件減)。交通事故6件(同8件減)、水難事故は6件(同2件減)で死者2人。
 火災出動20件(同1件減)のうち、建物火災は7件で前年と変わらなかった。
 同本部は増加傾向の救急出動に対応するため、来年度から救急隊を1隊増やして常時4隊体制にする。

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