自身の髪提供 大西さん(焼津・小5)に「小さな親切」実行章

 「小さな親切」運動県本部は16日、医療用ウィッグ(かつら)に髪を提供する「ヘアドネーション」に取り組んだ焼津市の小学5年大西彩愛さん(11)に実行章を贈った。

実行章を受け取る大西さん(左)=焼津市本町の静岡銀行焼津支店
実行章を受け取る大西さん(左)=焼津市本町の静岡銀行焼津支店

 大西さんは小学校の先生が長い髪を切って寄付した出来事をきっかけに、ヘアドネーションの活動を知り、「誰かのために役に立てるならば」と参加を決意した。髪を約2年半、伸ばし続け、腰のあたりに達した時点でカットし、31センチの髪を寄付した。
 同市本町の静岡銀行焼津支店で行った贈呈式で、県本部焼津地区支部長の西田吉輝支店長が、大西さんに実行章を手渡した。大西さんは「自分の髪が誰かの役に立つと思うと気持ちが良い。これからも続けていきたい」と語った。

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