市職員と市議、手話学ぶ デフリンピック盛り上げへ 伊豆

 聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の2025年夏季大会自転車競技が地元開催される伊豆市は17日、職員と市議を対象にした手話講座を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。手話を学ぶとともに、デフリンピックについて理解を深めた。

手話を使った会話に挑戦する参加者=伊豆市の修善寺生きいきプラザ
手話を使った会話に挑戦する参加者=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 同競技は東京五輪・パラリンピックも開催された同市の日本サイクルスポーツセンターで実施される。講座は聴覚障害者と円滑にコミュニケーションをとって大会を盛り上げるプロジェクトの第1弾として開催した。
 伊豆ろうあ協会の西島伸夫会長と手話通訳士の荻島洋子さんが講師を務め、職員と市議約20人にあいさつや自己紹介、簡単な会話を指導した。市内の地名や道案内に使える単語も説明し「手話を覚えるにはとにかく使うことが大切」と上達のポイントを伝えた。
 デフリンピックの歴史や音声以外で選手に情報を伝える競技面の工夫なども紹介した。市は19年に手話言語条例を制定し、20年度から定期的に職員向け講座を開催している。今後も講座を継続し、関連行事も企画する。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞