工場見学 磐田・豊浜小に“出張” 粉末スープ製造を説明

 磐田市と包括連携協定を結んでいる磐田ポッカ食品(同市福田)は17日、同社が立地する福田地区の豊浜小で出張工場見学を実施した。3年生約20人は、粉末スープの製造方法や工場内の衛生管理について理解を深めた。

粉末スープにお湯を注ぎ、溶け方を観察する児童ら=磐田市豊浜の豊浜小
粉末スープにお湯を注ぎ、溶け方を観察する児童ら=磐田市豊浜の豊浜小


 同社従業員が講師を務め、スープの歴史や、粉末を固めて粒状に形成する「造粒」の工程を紹介。「温かい空気で粉を動かし、霧状にした液体をふきかけて粒を大きくする」と述べ、湯を注ぐと溶けやすい加工を施していると説明した。
 児童らは、実際に工場で使われている作業着や帽子、靴を着用。つま先に鉄板が入れられた靴でけがを防いでいるなど、衛生管理面についても学んだ。
 村山結菜さん(9)は「作業着は何枚も着るものがあったので、着るのに時間がかかった。髪の毛やホコリが入らないように工夫していることが分かった」と話した。

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