中小企業DI 1・1ポイント悪化 沼津商議所管内 10~12月期

 沼津商工会議所(沼津市)が18日までにまとめた管内中小企業の2022年10~12月期の業況判断指数(DI)はマイナス21・4で、前期(7~9月)より1・1ポイント悪化した。

沼津商議所管内の業況DI
沼津商議所管内の業況DI

 円安による仕入れ価格の上昇や、物価高騰に伴う消費の冷え込みで、業況DIは2期連続の悪化となった。一方、全国旅行支援で業績が上向いたサービス業や、機械を中心に部品や原材料の調達難が解消された製造業では売り上げに回復が見られた。
 業種別の業況DIは、製造業、サービス業が「大きく回復」、建設業、卸売業が「大きく悪化」、小売業が「横ばい」だった。卸売、小売業では消費冷え込みの長期化、サービス業では全国旅行支援の反動減が懸念材料となっている。
 業況DIは景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた指数。会員企業210社にアンケート形式で調査し、60・4%に当たる127社から回答を得た。

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