焼津のビジネスマッチング実験 まちづくり活用に期待 アプリと移動手段組み合わせ 主体2社が説明会 

 焼津市内で2月末まで実施するモビリティーサービスとアプリを組み合わせたビジネスマッチングの実証実験について、中心的役割を担う2社が20日、焼津PORTERS(同市中港)で説明会を開いた。2社の代表は実験を通じて、交流と移動手段に関する具体的なデータを取得できると指摘。市と共有することで、まちづくりに役立てたいとの考えを示した。

実証実験で使うアプリについて説明するLAND社の讃井CEO=焼津市中港の焼津PORTERS
実証実験で使うアプリについて説明するLAND社の讃井CEO=焼津市中港の焼津PORTERS

 実験は「うさぎ企画」(長泉町)とソフトウエア開発会社「LANDMARK(ランドマーク)」(東京都)が主体となり、16日から2月末まで実施する。利用者は登録したLAND社のアプリで自分の関心テーマに合う人材を見つけだし、低速の電気自動車(EV)か電動アシスト付き自転車(Eバイク)を使って出会う。説明会で、うさぎ企画の森田創代表は、「BtoB(企業間取引)」主体の市内企業で「BtoC(個人消費者向け)」に転換する動きがみられると指摘し、「ユーザーと交流を図りたいというニーズが高い」と実験の意義を語った。
 LAND社の讃井寛海CEOはアプリを通じて得られたデータを実験後のまちづくりに活用することを期待した。

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