記者コラム「清流」 備蓄のススメ

 年明け早々、新型コロナウイルスに感染した。隔離のため自宅の一室にこもり、妻の厳しい“指導”の下で何とか家族に広げることもなく、療養期間を終えた。
 隔離生活中、食料や生活必需品を常に一定程度、自宅に備えることの大切さを痛感した。飲料水こそ自宅に備えていたが、たまたま買いそろえてあったゼリータイプの栄養補助食品には助けられた。妻が“完全防備”で食器を洗ってくれているのを見て、紙皿や紙コップが準備してあったら―と悔やんだ。
 飲料水や食料、紙皿や紙コップは、備蓄してあれば災害時にも助かる品だ。1月は報道などで阪神大震災を思い出す機会が多かった。過去の災害を振り返ると同時に、わが家の防災対策を改めて見直したい。

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