地魚のおいしさPR フランスパンで恵方巻き 沼津の「はなぱん」

 沼津市我入道のパン店「はなぱん」が2月3日の節分を前に、地元のタチウオやアジを使用した「恵方巻フランスパン」を開発した。オーナーの鈴木華子さん(47)は「魚を食べる習慣が減っていると感じる。おいしく地魚に親しんでほしい」と思いを話す。

鈴木さん(左)が開発した「恵方巻フランスパン」=沼津市我入道
鈴木さん(左)が開発した「恵方巻フランスパン」=沼津市我入道

 長さ15センチほどのフランスパンの中身をくりぬき、タチウオやアジのフライ、卵焼き、キュウリなどの具材をのりに巻いて入れた。魚のだしを使ったタルタルソースで味付けし、本物の恵方巻きを思わせる味わいに仕上がっている。
 鈴木さんの亡き祖父は沼津我入道漁協の漁師だったといい、鈴木さんも漁協の準組合員。店内には魚介類を使用したパンが多く並ぶ。身が細すぎるなどサイズの問題で買い手が付かないタチウオを仕入れて「地魚バケットサンド」にするなど、地域資源の活用にも取り組んでいる。
 恵方巻フランスパンは2月1日から3日までの期間限定で販売する。1本550円(税込み)。予約・問い合わせは同店<電055(931)2080>へ。

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