主食は甘くないバナナ!? カメルーンとオンライン、協力隊高須さんと交流 浜松・上島小で学習会

 浜松市中区の上島小は27日、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてカメルーンで活動する高須はるなさん(28)と同校をオンラインでつなぎ、多文化理解を目的とした学習会を開いた。

青年海外協力隊の高須さんと児童をオンラインでつないだ学習会=浜松市中区の上島小
青年海外協力隊の高須さんと児童をオンラインでつないだ学習会=浜松市中区の上島小

 発達支援学級の3~6年生14人が高須さんからカメルーンの特徴や文化を聞き取った。国の位置や国旗、日本との時差がクイズ形式で出題されると、積極的に手を上げて答え、楽しみながら理解を深めた。
 植物と肉やエビを煮込んだ人気の国民食「ンドレ」など、カメルーンの食文化も学んだ。主食が「プランタン」と呼ばれる甘くないバナナと知り、驚きの声も上げた。
 高須さんが「自分にとっての当たり前は、世界では当たり前ではないかもしれない」と伝えると、児童は「カメルーンのことをもっと知りたくなった」とお礼の言葉を述べた。
 学習会は高校時代に高須さんと同級生だった発達支援学級担任の山田春奈教諭(29)が依頼し、実現した。

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