命のリレー 高校生理解 浜松・佐久間で人権教室

 浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校で27日、人権教室が開かれた。1~3年生52人は命の大切さや大人としての自覚について理解を深めた。

人権教室で講師を務めた青山さん=浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校
人権教室で講師を務めた青山さん=浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校

 講師は、天竜区の青山敏郎さん(74)ら人権擁護委員計5人が務めた。
 青山さんは「多くの人の命のリレーのおかげでみんなが生まれた」と説明した。続いて、2年前に発生した愛知県の中学生が同級生を殺した事件を取り上げた。殺した動機や当時の家庭環境などを基に、生徒に中学生の気持ちを考えてもらった。
 最後に、民法改正で成人年齢が20歳から18歳へ引き下げられたことを紹介。青山さんは「事件を起こせば18、19歳でも名前が新聞に載ることもある」と強調した。

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