災害時に物資供給 コメリのNPOと伊豆の国市が協定

 伊豆の国市は27日、全国にホームセンターを展開するコメリ(新潟市)が設立したNPO法人コメリ災害対策センター(同)と災害時の物資供給に関する協定を締結した。同NPOが協定を結ぶのは全国で千件目で、静岡県内では24件目。

協定を結んだ山下市長(左)と捧理事長=伊豆の国市役所
協定を結んだ山下市長(左)と捧理事長=伊豆の国市役所

 地震や風水害が発生した際に、市の要請に基づいて同NPOがブルーシートや毛布、飲料水など必要な物資を提供する。災害対策情報の提供や防災啓発活動にも取り組む。
 市役所で開いた締結式で山下正行市長と捧雄一郎理事長が協定書に署名した。山下市長は「いつ起こってもおかしくない災害の復旧には日用品の調達が必要。大変ありがたい」と感謝した。捧理事長は「ホームセンターの商品は災害時に必要な物が多い。地域の皆さんの役に立てるようにしたい」と述べた。
 同NPOは2004年に発生した水害や新潟県中越地震を契機に設立し、全国に展開する同社の物流網を活用した協定の締結を進めている。

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