3区制条例案骨子「適切」 7区協議会が答申 浜松市行政区再編

 浜松市の行政区再編を協議する市議会特別委員会が27日開かれ、市は新たな3区制への移行に向けた条例改正案の骨子を現7区の区協議会に諮問したところ、すべての区協議会から「適切である」との答申を得たと明らかにした。一部の区協議会が答申に意見を付けていて、市は意見を踏まえて条例案をまとめ、市議会2月定例会に提出する方針。

区協議会の主な意見
区協議会の主な意見

 区協議会に昨年11月に諮問し、年末までに答申が集まった。意見を付けたのは西、北、天竜の各区協議会。出先組織の職員を減らしても市民サービスを低下させない、区役所が遠くなる地域には区長が積極的にアウトリーチ勤務をする、など住民の不安解消に向けた努力を求めた。
 現在定員25人の区協議会が定員20人の地域分科会に再編される西区などでは、委員25人の在任を当面認めるよう求める意見も出た。市は条例案の付則に定数の経過措置を明記する方針を示した。

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