男性の家事・育児、課題は 夫婦ら参加し講座開講 浜松市中区

 浜松市中区の「あいホール」で28日、男性の家事・育児参加の重要性を考える講座「両立パパの基本の『キ』」(市主催、NPO法人浜松男女共同参画推進協会企画・運営)が始まった。3月まで全3回開く。

犬塚教授が男性の育児参加の重要性を語った講座=浜松市中区の「あいホール」
犬塚教授が男性の育児参加の重要性を語った講座=浜松市中区の「あいホール」

 県立大男女共同参画推進センター長の犬塚協太教授が講師を務め、市内の夫婦ら5組が参加した。
 犬塚教授は、日本の男性の家事参画は先進国の中でも遅れていて、育児休暇の取得率も女性に対して依然低い水準と説明。長時間労働の常態化や職場の理解不足などが要因と主張した。対応として改正育児・介護休業法の施行を追い風に同僚と声を上げたり、転職も視野に入れたりすることが重要とした。
 次回は2月25日。先着順で若干名、参加を受け付けている。問い合わせは、同ホール男女共同参画推進事業<電053(412)0351>へ。

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