多文化共生願いフェア 衣装展示や料理販売 磐田、袋井、掛川の3市国際交流団体

 磐田、袋井、掛川各市の国際交流団体でつくる実行委主催の「インターナショナルフェア」が28日、磐田市高見丘のららぽーと磐田で始まった。外国人市民の多い3市の各団体・企業が、活動や取り組みなどを紹介するブースを設置。来場者は、民族衣装の展示や外国料理の販売といった多彩な催しを通じて多文化共生へ理解を深めた。29日まで。

民族衣装に身を包み、笑顔を見せる来場者=磐田市高見丘のららぽーと磐田
民族衣装に身を包み、笑顔を見せる来場者=磐田市高見丘のららぽーと磐田

 NPO法人掛川国際交流センターは、ドイツやベトナム、トルコなど世界各国の衣装約60着をそろえた。多くの親子連れが民族衣装に身を包み、楽しみながら異国文化に触れた。
 このほか、非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務め、アフガニスタンで凶弾に倒れた故中村哲医師の信念や現在の現地の姿を紹介する写真展が注目を集める。
 開催初日は、多文化共生の地域づくりを考えるシンポジウムも行われた。磐田市の高橋由利子副市長や袋井市の大場規之市長、掛川市の久保田崇市長に加えて各市の外国人市民3人が登壇。それぞれの立場や経験を踏まえて現状や課題を挙げ、どのような取り組みが必要なのかを議論した。

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