浜松城 本丸、天守閣…児童の声でガイド 2月中旬から運用へ

 大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせたキッズアカデミー「Yes!家康プロジェクト浜松」(静岡銀行、浜松いわた信用金庫、遠州信用金庫、JAとぴあ浜松主催)の最終講座が29日、浜松市中区の浜松中部学園などで開かれた。受講した児童51人が制作に関わった観光客用音声ガイドを披露したほか、浜松城公園周辺を訪れた人への案内体験も行った。

浜松城の本丸の魅力を紹介する児童ら=浜松市中区
浜松城の本丸の魅力を紹介する児童ら=浜松市中区

 スマートフォンなどの位置情報に連動した観光ガイドサービス。過去3回の講座で学んだ歴史の知識などを生かし、浜松城周辺の家康ゆかりの名所や各史跡を紹介する1分程度の内容を児童の声で吹き込んでいる。2月中旬に公園内に設置する案内板のQRコードを読み取ることで利用できる。
 この日は、同公園周辺の石垣、本丸、天守閣、二の丸御殿など音声ガイドに吹き込んだ17スポットに分かれ、来訪者にガイドサービスのスタートや実際に収録した内容の一部を伝えた。
 中部小4年の大石煌之助君は「城の中心にある『本丸』は現在の3倍の広さがあった。利用者にそのすごさが伝われば」と話した。

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