漆器と陶器2人展 1月31日まで 静岡市葵区で日野岡さんら

 静岡市葵区の老舗漆店「日野岡漆店」店主で漆アートを制作する日野岡邦彦さんと茨城県鉾田市の陶芸家尾崎高行さんの作品展が31日まで、静岡市葵区鷹匠のギャラリー悠で開かれている。

漆アートや陶芸の作品が並ぶ会場=静岡市葵区のギャラリー悠
漆アートや陶芸の作品が並ぶ会場=静岡市葵区のギャラリー悠

 SBS学苑パルシェ校で講師を務める日野岡さんは、ケヤキ、カシなどの木工材に漆を塗り重ねて金粉などで絵付けした皿や箸、スマートフォンを置く卓上スタンドなど約50点を出品。インテリアとして飾ることもできるが、「漆は使うほどいい艶が出てくる」と日常的な使用を勧める。
 尾崎さんは「笠間織部」「茨城信楽」と銘打った皿やマグカップ、壁かけ花瓶など計200点を紹介。深みのある緑色が特徴の自身の作品について「天然の原料を使った上薬の色合いを楽しんでもらえたら」と魅力を語った。

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