川根温泉「幻の塩ラーメン」 太古の恵み 源泉から採取【道の駅 食探訪⑫】

 SLが見える温泉施設を備える「川根温泉」(島田市)は、源泉水から採取した塩を使った「幻の塩ラーメン」=写真=を販売している。

幻の塩ラーメン
幻の塩ラーメン
川根温泉
川根温泉
幻の塩ラーメン
川根温泉

 泉質はナトリウム塩化物温泉。調べると、2万年前の古海水が混ざっていることが分かった。源泉を煮詰めて作った塩でラーメンを作り、温泉施設内で販売したところ人気が出て、土産品として開発した。
 塩は個包装になっていて、ラーメンを食べながら好みの量を入れて味わえる。スタッフの成滝隆亘さん(43)は「もちもちとした生麺で、スープはあっさり。塩を入れるとうまみが増す」と話す。
 塩は川根の山中に工房を構える「おやじ農園」が手作りしている。ラーメンの製造は市内の製麺会社「おはる食品」、パッケージデザインの原案は島田商高の生徒が手がけ、島田の心意気がつまった商品。2食入りで1050円。塩も売店で販売している。

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