静大生を応援!夕食100円で提供 静岡・浜松両キャンパス 3日まで

 静岡大と同大生活協同組合はこのほど、物価高騰の影響を受けている学生に安価で食堂を利用してもらおうと「学生応援!100円夕食プロジェクト」を始めた。3日まで静岡、浜松の両キャンパスで行う。

100円のメニューを購入する学生たち=静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス
100円のメニューを購入する学生たち=静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス

 同大卒業生や企業などからの寄付金でつくる「未来創生基金」を活用した。同大に通う学生を対象に日替わりの夕食メニューを100円で提供する。各キャンパス1日170食限定。
 静岡市駿河区の静岡キャンパス生協第一食堂の前には初日、長蛇の列ができた。学生は受付で学生証を見せ「ヒレカツカレー」や「チキン竜田丼」など4品から選んで購入。午後5時の開店から約30分後には全て売り切れた。
 同キャンパス近くで1人暮らしをする理学部1年の西塚楓人さんは「食品の価格が上がっていて節約を心がけている」といい、「ありがたい。今日から毎日利用したい」と感謝した。同食堂の家木啓伍店長(26)は「出費が増えても、夕食を抜かずに健康な学生生活を送ってほしい」と話した。

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