食文化を未来へ 職人から“直伝” 浜松湖東高生、和菓子作り挑戦

 浜松市西区の浜松湖東高は1日、和菓子職人を講師に迎え、文化継承を目的にした食育授業「食から未来をつくる」を開いた。茶道部とホームメード部の生徒計約20人が菓子作りに挑戦した。

菓子作りの指導を受ける生徒=浜松市西区の浜松湖東高
菓子作りの指導を受ける生徒=浜松市西区の浜松湖東高

 中区の浜松調理菓子専門学校の鈴木雄介教諭(37)が講師を務めた。材料の分量や菓子の形成方法、生地の染め方など上生菓子の作り方を指導し、「茶道で使う菓子の色は、淡くもやや濃いめに」などと助言した。
 生徒は蒸したての熱い生地をこねたり、あんを包んだりする作業に打ち込んだ。2年三浦麻璃亜さん(17)は「日ごろは洋菓子の方が食べる機会が多いので、和菓子の魅力を知ることができてよかった」と話した。

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