打ちたてそば おいしいね 静岡市駿河区で子ども食堂 食材の大切さ体感
静岡市駿河区のレストラン「セラヴィ」はこのほど、「子ども食堂」活動の一環で、職人によるそば打ちを披露した。店舗近隣の子どもとその保護者27人が参加し、力強いプロの技と打ちたてのそばの味を堪能した。
食材の大切さや食の楽しさを体感してもらおうと、鈴木啓介オーナーシェフ(46)が企画した。趣旨に賛同した「手打ち蕎麦(そば)たがた」(同市葵区)の田形治さん(54)が協力し、福井産の在来種を使ったそばを粉の状態から丁寧に打った。香ばしく匂う打ちたてのそばは、鶏肉や大根の端材などを使った炊き込みご飯とともに参加者に振る舞われた。
家族で参加した小西航太郎くん(11)は「今まで食べたそばの中で一番おいしい」と喜んだ。鈴木さんは「子どもの笑顔でこちらの心も豊かになる。食の楽しみを感じ、地域の輪が広がればうれしい」と話した。