退職者の知見活用へ 沼津信金 中小企業と面談会

 沼津信用金庫は2日、中小企業の経営課題解決に、大手企業などを退職し高度な知識や経験を持つ「マネジメントメンター」を生かすため、両者の面談の機会となる交流会を沼津市内で開いた。年1回開催し、今回で4回目。

オンラインでマネジメントメンターと面談する企業の幹部や沼津信用金庫の担当者(右)=沼津市内
オンラインでマネジメントメンターと面談する企業の幹部や沼津信用金庫の担当者(右)=沼津市内

 県東部の製造業やサービス業など15社と、経済産業省関東経済産業局に登録するメンター38人が参加した。3日まで45組の個別面談をオンラインで行う。
 面談には同信金の担当者も加わり、企業の幹部は販路拡大や商品開発などの課題をメンターに相談した。交流会で課題解決に沿ったメンターが見つかった場合、2次面談を経て正式契約につなげる。
 マネジメントメンターは50歳以上で、専門分野で10年程度の経験を持つ企業退職者約2千人が登録している。
 (東部総局・尾藤旭)

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