解体予定の校舎見学 磐田南高同窓生100人、別れ惜しむ
磐田市見付の磐田南高で4日、同窓生を対象に、新校舎建設に伴って解体される現校舎の見学会が開かれた。約100人が青春を過ごした学びやとの別れを惜しんだ。
同校の同窓会磐田支部が、コロナ禍で総会や懇親会が開催できない中で会員の親睦を深めるとともに、現校舎を目に焼きつけておこうと企画した。参加者は在学当時の思い出話に花を咲かせながら、教室を見て回ったり、現校舎を背景に記念撮影したりした。
2004年卒業の会社員伊藤(旧姓江間)智美さん(37)は「プロジェクターやエアコンなど設備は増えていたけど、雰囲気は在学当時のままで懐かしかった」と話した。
現校舎は北館が1963年、南館が72年に完成。敷地内で建設中の新校舎は今月末に完成し、3月中旬から使用する。これに伴い、現校舎は今夏から解体工事が始まる予定。