未来の自分と世界考える 浜松・可美小 シェフら講師に授業

 浜松市南区の可美小は2日、自分や世界の将来について考える「未来授業」を校内で開き、6年生約130人が参加した。

真剣に授業を聞き、未来について考える児童=浜松市南区の可美小
真剣に授業を聞き、未来について考える児童=浜松市南区の可美小

 司会やサッカースクール運営、建具製造などを手がける沢田達哉さん(45)と市内の洋食店シェフ斎藤清治さん(45)が講師を務めた。2人は環境や社会問題のクイズを出題。2050年の海は魚よりごみが増える可能性について説明した。
 アンケート「未来について考えてみよう」では、「人工の食べ物が作られる」「先生がAIになる」など児童から自由な発想の回答が寄せられた。沢田さんは「ロボットやAIが普及する中、自分が何をするかが大切」と強調した。斎藤さんは「未来の予測はできないが、人と協力することで改善していける。考えることをやめないで」と呼びかけた。
 林叶真さん(12)は「世界人口が増えると知り、意外だった。部活と勉強を両立し、将来は野球選手になりたい」と目を輝かせた。

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