⚽サッカーJ3 “元同僚ダービー”服部福島に軍配 ゴン・中山率いる沼津、不発も及第点

 J3沼津は4日、昨季J3で11位だった福島との練習試合(35分×3本)を御前崎市の御前崎ネクスタフィールドで行った。中山新監督にとって2回目の指揮で、Jリーグチームとは初対戦。磐田時代の同僚、服部監督率いるチームに0―1で敗れるも、選手の積極的な動きに中山監督は「シュートまでの進入角度は悪くない。戦う実感ができた」と手応えを口にした。

沼津-福島 ドリブルで突破する沼津のブラウンノア(左)=御前崎ネクスタフィールド
沼津-福島 ドリブルで突破する沼津のブラウンノア(左)=御前崎ネクスタフィールド

 1本目は新入団6選手を起用するフレッシュな構成。いずれもFWの赤塚、安藤、津久井を前線に置き、相手ゴールへ果敢に迫った。2本目の15分、福島のFW城定に1点を奪われた直後に沼津は選手の多くを入れ替え。昨季主将のMF菅井やFWブラウンノアらを投入。試合を通じて2桁以上のシュートを放つも、ゴールを割れなかった。
 新戦力の赤塚、津久井がそれぞれ「センターバックからボールをもらう位置を改善したい」、「スルーパスを重点的に練習していく」と課題を挙げた一方、ブラウンノアは「昨季の反省を生かして貪欲にゴールを狙えた」と攻めの姿勢をアピールした。
 互いを知る元チームメートの指揮官対決に中山監督は「知っている人だけに勝ちたかった」と苦笑。惜敗した選手たちを「ボールへの寄りやパスなどの速さ、高い位置からのプレスにも手応えを感じた。やろうとしていることが見えた」と評価した。

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