リニア同盟会の研究会正式発足 「静岡空港新駅議論」の山梨県知事が事務局長

 リニア中央新幹線沿線自治体でつくる建設促進期成同盟会(会長・大村秀章愛知県知事)はリニア開業後の鉄道、道路、空港など高速交通ネットワークに関する研究会を正式に発足させ6日、設置要綱をホームページ上で公表した。事務局長は同研究会の提案者で、静岡空港に東海道新幹線新駅を整備する静岡県の構想を研究テーマにすると表明している長崎幸太郎山梨県知事が就いた。
 設置要綱で、研究会長は期成同盟会長の愛知県知事が務め、研究会に関する業務を統括するとした。研究会内に同盟会幹事で構成するワーキンググループを置き、高速交通ネットワークに関する具体的な検討を行うと定めた。同盟会幹事は各都府県のリニア担当課長が務めている。
 長崎山梨県知事は静岡空港新駅について「リニアと東海道新幹線の沿線全体の利益につながる」として研究会で実現性を議論し、考えがまとまれば、国土交通省やJR東海に同盟会として設置を要望する考えを示していた。
 静岡県は2022年7月に同盟会に加盟した。

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