江戸から令和のひな人形ずらり 時代ごとの変遷伝える 磐田・豊岡地区で展示会

 磐田市豊岡地区の民家で飾られていたひな人形を中心に集めた「第27回なつかしいひな人形展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同市壱貫地の豊岡中央と同市敷地の豊岡東の両交流センターで始まった。江戸期から令和までのひな飾りを並べ、時代ごとの人形の変遷を伝えている。3月3日まで。

時代ごとのひな人形の変遷を紹介する展示会=磐田市壱貫地の豊岡中央交流センター
時代ごとのひな人形の変遷を紹介する展示会=磐田市壱貫地の豊岡中央交流センター

 同地区のグループ「文化サークル・わらべ」の恒例行事で、日本の歴史や伝統文化を学んでもらう狙い。地元住民から譲り受けて保管しているひな飾り計約20セットを展示した。
 豊岡中央交流センターでは、源氏物語の絵巻物をモチーフにした明治時代の「御殿」や昭和以降の豪華な7段飾り、七夕豪雨で被災したひな人形などを紹介している。同グループの豊田栄代表は「時代ごとにひな人形の衣装や顔の表情が違う。多くの人に日本の伝統文化の良さを感じてほしい」と語った。

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