母子に配慮した避難所を はままつ女性カレッジ 調査結果を報告
男女共同参画の視点から、社会課題の解決策を提案する人材の育成を目指す「第9期はままつ女性カレッジ」(浜松市主催)の発表会がこのほど、中区のあいホールで開かれた。20~40代の女性8人がグループごとに、女性の防災や育児分担などの調査結果を報告した。
未就学児の子を持つ女性の避難生活をテーマに掲げたグループは、2016年4月に発生した熊本地震の事例を調査した。育児中の女性対象のアンケートから、「避難所に着替えや授乳のスペースがない」「子どもを連れていると、支援物資を受け取るために長時間並べない」など切実な声を紹介した。
その上で、子どもと母親が過ごしやすい避難所にするため、「未就学児がいる家庭向けに、避難エリアと具体的なマニュアルを作ることで、安心につながるのではないか」などと提案した。