介護、子育て、ごみ…難題どう解決 浜松市高生が「政策提言」

 浜松市立高(同市中区)は7日、生徒が地域課題の対策を検討する「浜市(はまいち)主権者教育 政策提言」の発表会を校内で開いた。2年生の代表27人が9班に分かれ、農業や経済について調べた内容を報告した。

市内の課題に対する対策を発表する生徒=浜松市中区の浜松市立高
市内の課題に対する対策を発表する生徒=浜松市中区の浜松市立高

 介護問題をテーマにしたチームは、75歳以上の高齢者千人当たりの介護職員数が、同市中区は全国に比べて14人少ないと説明した。その上で、作業を補助する介護ロボットの導入を提案し「職員一人一人の負担を減らすことができ、介護を受ける側も気持ちが楽になる」と訴えた。
 ほかに、人口減少対策として3人以上の子を持つ家庭を支援する「3人っ子政策」や、ごみの分別意識を高めるために可燃と不燃でごみ袋のデザインを変えるアイデアを発表した班も見られた。
 生徒は昨年秋ごろから班ごとに市内の課題について調べ、解決策の意見交換を進めた。

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