高校生、自転車事故防げ 現場点検結果踏まえ対策発表 浜松市中区

 浜松中央署の協力を受けて、高校生が互いに交通安全を呼びかける自転車事故防止プロジェクトで、浜松市中区の3高校の生徒がこのほど、各校周辺の事故や交通違反の多発場所を点検した結果を中区の市立高で発表した。

学校周辺の事故や交通違反の多発場所を現地点検した結果を発表する生徒=浜松市中区の市立高
学校周辺の事故や交通違反の多発場所を現地点検した結果を発表する生徒=浜松市中区の市立高

 同高と浜松商高、浜松城北工高の代表生徒がそれぞれ、事故が頻発する原因や事故防止策を資料にまとめた。運転者の不注意を防ぐための交通安全運動の実施や、見通しが悪い交差点では自動車に限らず、自転車も思いやりのある乗り方を心がけることが重要などと結論づけた。
 浜松城北工高2年の伊藤颯太さん(17)は「交通安全意識がより高まった。周りの人の命を守ることにつなげたい」と振り返った。発表を聞いた同署の古屋貴康交通官は「資料を最大限に活用し、事故防止に向けた活動を続けてほしい」と期待を込めた。

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