脳血管疾患予防へ生活習慣見直そう 静岡・グランシップで講演

 静岡県民に多い脳血管疾患による死亡を防ごうと、県は12日、予防のための生活習慣を考える講演イベント「健康寿命をのばそう!」を静岡市駿河区のグランシップで開催した。約150人が参加した。

専用の機器で野菜摂取量を測定する来場者=静岡市駿河区のグランシップ
専用の機器で野菜摂取量を測定する来場者=静岡市駿河区のグランシップ

 会場には健康に関わるさまざまな数値をチェックできる企業、団体のブースが並んだ。野菜摂取量の計測では、来場者が親指の付け根を専用機器に押し当て、表示結果を基に栄養士の助言を受けた。全身の健康に関わる「咀嚼(そしゃく)力」も測定した。
 講演では、滋賀医科大の上島弘嗣名誉教授が、脳卒中などを招く高血圧の予防に有効な減塩食の実践を示した。信州大の増木静江教授は、緩急のあるウオーキングで運動効果を上げる「インターバル速歩」を紹介した。

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