パラスポーツ魅力体感 磐田・豊浜小 車いす操作に苦心

 磐田市立豊浜小は14日、パラアスリートを招いてのキャリア教育「豊浜夢プロジェクト交流」を同校で行った。4~6年生63人が、アスリートとの交流や車いすバスケットボールの体験を通じ、パラスポーツや障害への理解を深めた。

パラアスリートと一緒に車いすバスケを体験する児童=磐田市立豊浜小
パラアスリートと一緒に車いすバスケを体験する児童=磐田市立豊浜小

 講師を務めたのは、2010年冬季バンクーバーパラリンピックのアイスホッケーで銀メダルを獲得し、現在は本県の車いすバスケクラブに所属する福島忍さん(66)=藤枝市=と、チームメートの高橋一真さん(34)=同市=の2人。児童に、旋回しやすく転倒しにくい競技用車いすの構造や、車いすバスケのルールを紹介した。
 児童は、リレーで競技用車いすの操作を体験した後、講師2人と車いすバスケのミニゲームで対戦。車いすを動かしながらボールを扱うのに苦労しつつも、何度もシュートに挑戦してゴールを決めるなど、競技の難しさと魅力を学んだ。
 6年の加藤浩武君(12)は「車いすを操作する力加減が難しかった。選手の2人が、たくさん練習して自由自在に動かせるようになったのはすごいことだと思う」と話した。

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