野菜は端までおいしい! フードロス削減児童学ぶ 静岡のレストラン

 静岡市駿河区馬渕のレストラン「セラヴィ」は13日、料理の実演を通してフードロスの削減方法について伝える出前授業を同市葵区の新通小で開いた。オーナーシェフの鈴木啓介さん(46)が講師を務め、児童約30人が耳を傾けた。

フードロスの原因について説明する鈴木さん=静岡市葵区の新通小
フードロスの原因について説明する鈴木さん=静岡市葵区の新通小
ニンジンの芯を使ったミートソースを味わう児童たち
ニンジンの芯を使ったミートソースを味わう児童たち
フードロスの原因について説明する鈴木さん=静岡市葵区の新通小
ニンジンの芯を使ったミートソースを味わう児童たち

 鈴木さんは、調理で出る端材や食べ残しが食品廃棄の原因になっていることを伝えた。実際にニンジンを切り、料理で使わない部分を取り除くと、切る前の半分程度の重さになることを示した。
 端材の活用方法も紹介した。余ったニンジンの皮をだしにしたスープや、芯を使ったミートソースを提供。児童は「おいしい」と笑顔を見せ、5年の中川勝晴さんは「家で端材を使った料理に挑戦してみたい」と話した。
 フードロス削減に向けたイベント「静岡まかないフードフェス」(静岡新聞社・静岡放送主催)の一環。3月12日までの期間中、同店のほか市内24店が余剰食材や規格外食品を活用した限定メニューを提供する。

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