学生ら地域課題解決案 藤枝で活動報告会 体験型観光商品など提言

 ふじのくに地域・大学コンソーシアムはこのほど、自治体や企業が抱える地域課題の解決に向けて取り組んだ県内の大学生や大学教員、高校生の活動報告会をオンラインで開いた。

地域課題の解決に向けた活動を説明する大学生=藤枝市の静岡産業大藤枝駅前キャンパス
地域課題の解決に向けた活動を説明する大学生=藤枝市の静岡産業大藤枝駅前キャンパス

 同コンソーシアムの助成事業に参加した大学ゼミなど38団体と、地域で独自に取り組む高校の5団体が藤枝市の静岡産業大藤枝駅前キャンパスから配信した。若年層の文化会館利用やICT(情報通信技術)を活用した伝統芸能の継承と普及など、多分野から若者視点で提案した。
 県立大の「湖中真哉ゼミ」の学生たちは、藤枝茶を活用した20代女性対象の体験型観光商品を企画した。同大学生にアンケートを実施した上で、多種類の茶とチョコレートの組み合わせを味わう体験や茶のせっけん作りを行うモニターツアーを実施した。学生は「参加者それぞれの藤枝茶の価値観や楽しさが生まれることに視点を向ける必要がある」と提言した。今後は商品化に向けて藤枝市と話し合いを進めていくという。

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