長泉町民や店取材 インスタで魅力発信 学生組織のメディアチーム始動

 長泉町の下土狩駅前コワーキングスペースでこのほど、地域活性化を目指す学生でつくるメディアチーム「ながいずみMORIAGE隊」の活動が始まった。町内で頑張る人や店舗を取材して記事を作成し、魅力発信と課題解決につなげる。

記事作成に取り組む「ながいずみMORIAGE隊」のメンバー=長泉町の下土狩駅前コワーキングスペース
記事作成に取り組む「ながいずみMORIAGE隊」のメンバー=長泉町の下土狩駅前コワーキングスペース

 同施設は昨年12月の地元食材を使ったスイーツ開発・販売イベントを皮切りに、学生が挑戦したいことへの並走支援をスタート。日本大(三島市)や順天堂大保健看護学部(同市)の学生11人が中心となってメディアチームを結成した。
 1月から町内の精肉店、洋菓子店など3店舗で開業のきっかけや商品へのこだわり、課題などを取材し、同施設のインスタグラムで記事を掲載している。代表の日本大国際関係学部4年竹内信子さんは「語学に関心のある1、2年生が多く、中国語での発信にも挑戦している。それぞれの強みを生かした活動を継続したい」と意気込む。
 今後は町の新幹線通学支援補助金を利用する学生による活動「未来人」との連携や、取材した店舗が抱える課題解決などにも取り組む予定。同施設を企画運営する日の出企画(三島市)の山田知弘代表は「学生はコロナ禍で活動を制約されていた。まちで活動する人や企業と接点を持つきっかけになれば」と話した。

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