青トマトコーラ開発 熟す前の酸味、風味 料理研究家桜井さん、伊豆の国で販売へ

 トマトやミニトマトが熟す前の状態の「青トマト」を有効活用しようと、伊豆市の料理研究家桜井美鈴さん(50)が青トマトのクラフトコーラ「いずのくに元気エード」を開発した。25日に伊豆の国市で販売を始める。

青トマトを使ったクラフトコーラ
青トマトを使ったクラフトコーラ
青トマトを使ったクラフトコーラを開発した桜井さん=伊豆の国市
青トマトを使ったクラフトコーラを開発した桜井さん=伊豆の国市
青トマトを使ったクラフトコーラ
青トマトを使ったクラフトコーラを開発した桜井さん=伊豆の国市

 桜井さんは昨年、伊豆の国市のトマト農園でアルバイトをした際、収穫作業などで実が落ちてしまったり房に触れてしまったりした青トマトが1日数キロ単位で廃棄されているのを知った。多くの青トマトが毎日捨てられるのはもったいないと感じ、活用方法の検討を始めた。
 青トマトを大量に使う調理方法を考え、スパイスとの相性がよかったため、クラフトコーラの開発を思い付いた。材料は青トマト、2種類のスパイス、きび砂糖の4種類。青トマト1キロで約1リットル製造できるシロップをソーダ割りや水割りにして飲む。青トマトの味は熟したトマトとは別物で、違った酸味や風味を楽しめるという。
 25日は午前11時から伊豆の国市原木のキッチンエビセン原木店駐車場のキッチンカーで販売する。桜井さんは「まずは飲んで知ってもらい、農家にもメリットが生まれれば」と期待した。

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