富士宮移住希望者を支援 経験者、企業、市が「サポーターズ」 新生活描ける環境に
富士宮市はこのほど市内への移住希望者の新しい暮らしを応援する仕組み「フジノミヤライフサポーターズ」を立ち上げた。サポーター登録した市内の先輩移住者や企業などと市が連携して、移住希望者が富士宮での暮らしを想像しやすい環境づくりを進めていく。
“人”に焦点を当てたフジノミヤライフサポーターズの取り組みは地域全体で移住を推進する仕組みをつくろうと企画。市やサポーター同士での連携により、移住希望者に先輩移住者をつないだり、生活上での相談を受けたりするほか、企業側には物件や求人情報の案内、移住体験ツアーを企画してもらうことなどを想定している。
サポーターの登録は随時受け付けている。市は３月末までに移住定住ポータルサイトに特設サイトを開設し、サポーターの紹介やそれぞれが協力可能な内容を紹介する。併せてサポーター募集の周知を進めていく。
２月上旬にはサポーターへの登録予定者らを招いたキックオフ会議を開き、市担当職員が想定するサポート内容を説明した。参加者が自身の移住経緯や個別に受けた移住相談の様子、活動内容などを共有した。市地域政策推進室の磯貴紀さんは「移住をぼんやりと考えて相談に来る人が増えている。少しでも富士宮に目を向けてもらうきっかけをつくりたい」と語った。
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