高齢者、地域活動前向き「生活圏つながり重視」 静岡福祉文化を考える会調査

 静岡福祉文化を考える会(平田厚代表)は、県内の高齢者を対象に本年度実施した地域づくりや家庭に関する意識調査の報告書をまとめた。平田代表は「高齢者の多くが地域活動の参加に前向きで、身近な生活圏域でのつながりを重視する傾向がうかがえる」と分析する。

調査結果について説明する平田代表=焼津市
調査結果について説明する平田代表=焼津市

 調査は昨年8~10月、会員や市町の社会福祉協議会を通じて、県内の65歳以上を対象に実施し、794人が回答した。地域の行事や活動への参加については「積極的に参加」が36%、「時々、参加」が54%と9割が前向きな傾向。参加の内容は「清掃活動」「防災訓練」「自治会・町内会活動」「地域の祭り」の順に多かった。
 「今の地域で暮らし続けるために必要と思うこと」を尋ねた質問では「ご近所の支え合い」(26%)が最多で、「身近な人の見守りと助言体制」(17%)、「コミュニティー組織体制の確立」(13%)、「居場所の開設」(10%)と続いた。
 同会は25日午後1時半から、静岡市清水区追分のNPO法人泉の会「寄ってっ亭」で調査報告会を開く。参加の申し込み、問い合わせは平田会長<電054(624)1924>へ。

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