地域活性化の成果発表 静岡県立大生 食やスポーツなど多彩

 静岡県立大「ふじのくに」みらい共育センターはこのほど、地域貢献などに取り組んだ学生グループ6組の成果発表会を静岡市駿河区で開いた。「小山町のスポーツ合宿推進」「焼津産カツオの新メニュー開発」をテーマにした2グループに対し、上位賞の「地域みらい研究賞」を贈った。

地域貢献の活動成果を報告する学生ら=静岡市駿河区
地域貢献の活動成果を報告する学生ら=静岡市駿河区

 経営情報学部2年の小倉薫人さんらのグループは、小山町の「標高が高い」「坂が多い」などの特徴を生かせる陸上競技長距離種目の合宿誘致を検討した。高校陸上部が求める条件や同町の合宿受け入れ態勢を調査し、合宿地としてのPR動画を制作。同町に練習環境の整備や宿泊施設の充実、広報の強化を提案したことも報告した。
 水産業活性化への貢献を目指した食品栄養科学部3年の森千尋さんらのグループは、中島屋グランドホテルと共同で焼津産カツオを使った受験生応援メニューを開発。カツオのカツと野菜を蒸しパンに挟み、ソースをかけた一品で、勉強しながら片手で食べられる大きさに仕上げた。森さんは「県内の魅力的な地域食材を使った商品やレシピ開発を続けていきたい」と述べた。

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