“歴史”巡りスコア競う 神社や古墳、石碑… 富士宮でアウトドアeスポーツ

 地域の神社や遺跡などを巡りスコアを競うアウトドアeスポーツ「フィールドディスカバリーゲーム(FDG)in富士宮」(FUJIYAMA DAYS実行委主催、一般社団法人フィールドディスカバリー協会共催)が19日、富士宮市で開かれた。地元住民や県外から計約400人が出場し、富士宮の歴史巡りに繰り出した。

ディスカバリースポットでの撮影を楽しむ参加者=富士宮市
ディスカバリースポットでの撮影を楽しむ参加者=富士宮市

 愛知県内で始まった同スポーツは静岡県では初開催。事前に設定された「ディスカバリースポット」を巡ることで得られる得点を競う。観光誘客に加え、地元住民にも地域の魅力を再発見してもらおうと企画した。
 参加者は市内南北10キロ東西6キロの範囲に設定された神社や古墳、道祖神、石碑など47カ所の各スポットを回るルートを考えた後、世界遺産富士山構成資産・富士山本宮浅間大社の境内を拠点に一斉に出発。配布された地図や自身のスマホ専用アプリを頼りに市内を回り、各スポットの写真を撮影してスコアを重ねた。
 あいさつした須藤秀忠市長は「富士山のあるまち富士宮の魅力に存分に触れていただければ」と願った。実行委員長の加藤修さんは「地元に暮らす人たちも知らなかった場所がある。県内でシリーズ化を目指して継続していきたい」と語った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞