書かない窓口設置へ 磐田市議会2月定例会 市長「23年度中に」

 磐田市の草地博昭市長は24日の市議会2月定例会一般質問で、市民窓口での手続きを簡便化する「書かない窓口」を2023年度中に設置する意向を示した。江塚学氏(公明)への答弁。
 書かない窓口は、来庁者が転入・転出・転居の住民異動などの手続きをする際、職員が必要事項を聞き取って専用システムに入力し、申請書を作成する。市長は「来庁者の待ち時間短縮や手書きによる手間の軽減のため」と説明し、国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用して設置準備を進めるとした。
 沿岸部で検討している新たな工業用地開発については「23年度には、製造業などの事業者や開発に携わる建設事業者、地元の意見を集約した上で、開発候補地を選定していく」と述べた。岡実氏(志政会)への答弁。
 秋山勝則(同)、松野正比呂(新磐田)、鈴木弥栄子(市民と創る磐田)、山下千賀子(同)の4氏も登壇した。
 同日の本会議では、通園・通学バスの安全対策経費などを盛り込んだ22年度一般会計補正予算案など先議の2議案を原案通り可決した。

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