研究成果を披露 小中生理科プレゼン入賞・土本君(聖隷クリストファー小) 浜松市へ改善案も

 小中学生理科研究プレゼンテーションコンテスト(トップガン教育システム協議会主催)に2年連続で入賞した聖隷クリストファー小6年土本桔平君(12)がこのほど、浜松市中区の市役所鴨江分庁舎を訪ね、研究成果を市環境政策課の職員に発表した。

研究成果を発表する土本君=浜松市中区の市役所鴨江分庁舎
研究成果を発表する土本君=浜松市中区の市役所鴨江分庁舎

 土本君は、人工芝が海に流れ出て環境汚染につながる問題を2年間研究した。同校の人工芝グラウンドの側溝に網を張り、人工芝の年間流出量を推定。同校から海までの流出ルートも確認した。国や行政には、人工芝の規制や張り替えの助成を提案した。
 同課は市内の一部の運動施設に人工芝の流出防止ネットを張っていると紹介。加藤雄一・環境共生グループ長は「より多くの人にこの問題を伝えてほしい。私たちも努力する」と話した。
 市内の海岸清掃ボランティアへの参加をきっかけに研究を始めたという土本君は「環境問題への取り組みを今後も続けたい」と意気込んだ。

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