新型車両11編成目運行 静岡鉄道 新清水駅で出発式

 静岡鉄道は25日、2016年から順次導入している新型車両「A3000形」の11編成目の運行を静岡市内で始めた。新清水駅で出発式を行った。

新清水駅から一日駅長のパルちゃんに見送られ出発する新型車両「A3011号」=静岡市清水区
新清水駅から一日駅長のパルちゃんに見送られ出発する新型車両「A3011号」=静岡市清水区

 同駅のホームに同日午前10時すぎに「A3011号」が到着すると、集まった鉄道ファンから歓声が上がった。同社の中村真也鉄道部長は「たくさんの人が集まってくれありがたいです」とお礼を述べた。清水エスパルスのマスコットキャラクター「パルちゃん」の着ぐるみも登場し、一日駅長が任命された。
 11編成目は県内大手私鉄では初となるパナソニック製鉄道車両搭載用空気清浄機を設置したほか、中部電力ミライズが提供する環境に優しい電力を使用する。約40年間活躍し熊本電気鉄道に譲渡予定の旧車両「1012号」のラストランもあった。同社によると新型車両は来年度導入の12編成目で完了する。

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